伝統を重んじるべき [教育・生涯学習]
能楽には五流がある。
観世、宝生、金春、金剛、喜多の五つだ。
厳密に言えば喜多流は江戸時代に興ったもので最初は流として認められず明治期になって初めて他の四流に並ぶとして認められたものだ。
まぁ、詳しい話はさておき、その喜多流で先代の相続で長男と次男(の承継者)が能面や衣装などの取扱を巡って争いを続けているのだ。
能楽の流は宗家によって守られる。よって一子相伝になるのが通常なのだが、いかなる理由があったのか二人に平等に相続させたのだ。
これは当然、争いの火種になって86年以来20年もかかっているのだ。
宗家となった長男からすれば当然「宗家が全ての能面や衣装を管理するのが習わし」という。
しかし、次男の承継者は「全てを競売にかけ得た利益の二分の一ずつを相続する」と言って譲らない。
双方、言い分はあるだろう。いずれが正しいかなど私にはわからない。
ただただ言いたいのは伝統芸能に供される資財は流だけでなく国の宝物である。
それを競売にかけて散逸させようとするのはとても許せない。
いや、させてはいけないのだ。
競売ではどうしても宗家側が全てを買い取ろうとして高値が付くだろう。
結局、金でしかないのだ。
そういうことを見越してのことでは司法が許しても国民が許さないだろう。
取りあえず最高裁が競売の訴えを高裁へ差し戻したのでまた変化が起きるだろうが、一方にとって宝であって一方にとってはゴミ同然では話にならない。
伝統文化を重んじる心がないものに文化財を相続させるのは頂けない。
[追記]
流の説明で一部誤解を生ずるかも知れないので補足するが、通常言われる五流とはシテ方のことを言う。
他四流は鎌倉期からの発生だが喜多流はもともと金剛流の一派から江戸時代に流として興きて間も無いことから未だに「及び喜多流」と記載されることが多い。
芸の格式などの優劣をいうものではない。
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平成18年度 長澤能面教室作品展の紹介 ■後援 小金井市文化協会 ■会期 平成18年6月7日(水)~11日(日) AM10:00~PM19:00(7日は12:00より 最終日は18:00まで) ■会場 池袋 東京芸術劇場 展示室1(地下1階) 池袋駅(J…[続く]















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